
物理療法
物理療法
物理療法全般に共通する特徴として、以下の点が挙げられます。
いずれの治療法も、肩こり、腰痛、膝痛、関節痛、神経痛、スポーツ障害、術後のリハビリテーションといった、整形外科領域の幅広い症状に対応しています。
医師による診察と適応の判断
患部の露出と治療準備
5〜15分程度の治療実施
治療後の症状変化の確認と記録
いずれも「消炎鎮痛等処置」として、保険診療の範囲内で行われています。
運動療法、手技療法、温熱療法、薬物療法などと併用することで、より高い治療効果が期待できます。
ご不明な点やご相談があれば、どうぞお気軽に医師またはスタッフにお尋ねください。
近赤外線治療とは、波長800〜1200nm前後の近赤外線を患部に照射し、体の深部にまで温熱エネルギーを届ける物理療法です。赤外線の中でも最も生体透過性が高く、皮膚・皮下脂肪・筋膜・筋肉・関節周囲まで届き、血流改善や疼痛緩和をもたらします。
診察・処置適応判断
処置部位の選定・照射準備
近赤外線の照射(5〜15分)
治療後の確認・記録
少し温かく感じる程度で、やけどの心配はありません。
痛みの程度により個人差がありますが、継続することで徐々に改善する方が多いです。
マイクロ波治療とは、極超短波(マイクロ波)を用いて体内の深部組織に温熱を届ける物理療法の一種です。関節痛・神経痛・筋肉のこわばりなどに幅広く活用されています。
マイクロ波は、2450MHz前後の高周波電磁波で、極超短波とも呼ばれます。皮膚表面での反射が少なく、体内の数cm〜10cm程度の深部まで到達し、筋・関節包・靭帯周囲にも温熱効果が及びます。
医師による診察・評価
治療体位の調整と患部露出
マイクロ波の照射(1部位につき5〜15分程度)
終了後の皮膚状態と自覚症状の確認
温かく感じますが、不快感はほとんどありません。
週1〜2回の継続治療で徐々に改善されることが多いです。
電気刺激療法とは、電流を体表から皮膚・筋肉・神経に与えることで、痛みの緩和や筋肉の活性化を図る物理療法です。整形外科領域では「消炎鎮痛等処置」の一環として、急性期から慢性期まで幅広く利用されています。
電気刺激装置は、低周波・干渉波・中周波などを用いて、電気的な刺激を体内に与えます。
医師の診察と電気治療の適応判断
電極を患部または周囲に装着
機器を用いて電流を通電(5〜15分程度)
終了後、皮膚の状態や症状の変化を確認
弱い電気刺激を感じますが、不快感のないように調整可能です。
週1〜2回の通院で、継続することで徐々に症状が緩和されます。
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